INTERVIEW - 08

社会や生活のあらゆることをヒントに、
新規事業のアイデアを形にする。

企画

S.Asai

サービスデザイン部
2018年 新卒入社|情報理工学部卒

大学ではプログラミングや最新の技術動向などを学び、システム開発者の仕事を効率化する開発支援ツールの研究に携わっていた。就職活動では企業がもつ課題やニーズを引き出し、ITを使って形にするような事業に興味を抱き、出会ったのが当社。NTTデータグループの幅広い知見を活かせることや、グループ内でも法人分野に特に強いこと、ワンストップでの開発・保守・運用のすべてが経験できることに魅力を感じた。また、それらを活用してさまざまな業種のお客様と関わりが持てると考えて、入社を決意。

現在の仕事内容を教えてください

入社後は「Biz∫(ビズインテグラル)」というソリューションを取り扱う部署に配属となり、システムのカスタマイズや機能追加などの保守業務を担当しました。入社5年目に新設されたサービスデザイン部に異動となりました。新たな部署のミッションは新規事業開発で、これまで当社が手がけていなかったビジネスを生み出していく役割を担い、有望な事業アイデアを事業化することを目指しています。そのためのアイデア作りから始まり、市場調査、事業化の検討などを行っていきます。私はその中で、新しいアイデアを発案し、事業化に向けて形にする業務を担当しています。目標数を決めてアイデアを出し、さらに、アイデアの実現方法や収益化の方法を検討していきます。新規事業には当社がもつ知見や技術、サービスなどのアセットも活用していきますが、発案したアイデアと当社が行うビジネスとの距離感の指標を作って評価したり、誰にどのような価値を提供できるのか、といった議論をしながら業務に取り組んでいます。

仕事では理系学部での学びが活かせていますか?

情報系学部で学んだ内容はしっかりと役立っています。大学ではC言語を習得し、最初の配属先ではJAVAを扱いましたが、基本的な動きやアルゴリズムなどはある程度理解できたので、その点では比較的スムーズに仕事に慣れることができました。入社1年目には担当業務の中で非常に手間がかかる作業があったため、改善のためのツールの開発を提案しました。学生時代に開発支援用プログラムを作っていた頃の発想が活かされたと思います。入ったばかりの新人であっても、生意気だと却下されるようなことはなく、風通しの良い社風を感じました。また、開発業務は数名のチームで行うことがほとんどなので、大学のサークル活動での組織運営やイベント企画などの経験も役立てることができました。現在の業務では趣味で培った経験知識も活かしてアイデア発想しているので、学生時代の経験は学業以外も含め全て活きていると考えています。

仕事で大変な点はどんなところですか?

新規事業開発は自分から挑戦してみたいと言い続けてきた業務ですが、未経験であるため現在でも試行錯誤の連続です。どのような流れでアイデアを事業化するかというフレームワークがないところからスタートし、さらに業務の進捗度を測る指標もないため、自分たちで考えながら業務を進めなければなりません。そこに難しさとともに楽しさが感じられます。そして、一刻も早く新規事業に関するプロとしての経験・知識を積むことを意識しています。そのためにセミナーや研修に参加したり、知見のある著名人と話す機会もいただいています。また、最新技術や事例情報の収集、アライアンス企業との意見交換など、外部の情報にアンテナを張ってどんどん触れていこうと頑張っています。アイデアも最初はどんどん湧いてきますが、それが尽きた時にどうやってアイデア出しをするかという点も難しいところなので、発想法などの工夫も欠かせません。

仕事の面白さややりがいを教えてください。

前の部署に在籍していた時は常日頃から上司に「新しいビジネスに挑戦したい」とら話していたところ、ある日その上司から「君にピッタリの部署ができたぞ」と言われて異動になったため、すべてがやりがいといっても過言ではありません。今の世の中では何をするにもITが関わってくるので、無限の可能性に満ちている面白さがあります。生活のすべてがアイデアの対象となり、自分自身のこれまでの体験も発想の源泉です。たとえば、自宅で飼っている猫をヒントにアイデアが生まれたり、学生時代の趣味だったバンド活動から発想したりすることもあります。美容室業界に関するアイデアであれば、髪をカットしながら美容師の方と雑談して「こんな課題はありますか」とニーズを探ることも。今の生活がどうやったら便利に、楽しくなるだろうという自分ごととビジネス的価値のバランスを考えていく点には難しさもありますが、その点も含めてやりがいに満ちています。

仕事で注力していることを教えてください。

サービスデザインはトライアンドエラーの連続であり、百のアイデアのうち一つが形になるかならないかというくらい、失敗がつきものです。自分たちで良いアイデアだと考えたものでも、アイデアに関連する業界の方には不評だったというケースも少なくありません。この業務がスタートする際に、事業本部長から「失敗してもいいからやってみよう。失敗しないとわからない。失敗から何を学ぶかが大事」という言葉をかけられ、社内では誰も手がけたことがない領域にチャレンジするという際に、それが支えになっています。今後もいろいろなトライアンドエラーをして、失敗しても凹むことなく次につなげることを意識していく考えです。当社のアセット蓄積、展開を念頭に置きながら、自分がおもしろいと思うことには積極的に飛びついていきたいと考えています。そして、世の中に「自分発」の新しい価値が提供できることを目指しています。

Oneday Schedule

9:30
リモートで業務スタート。メールチェック。業務開始の時刻も日によってまちまちです。
10:00
情報収集。社内の情報共有プラットフォームのほか、ネットニュースやさまざまなサイトを閲覧。
11:00
アイデア発想。アイデアが湧いてくるのを待つだけではなく、テーマを決めて検討したり、発想法を使って強制的にアイデアを出す場合もあります。
12:00
ランチタイム。仕事のことは一度リセットできる貴重な時間です。
13:00
部内でアイデア検討。アイデアの中身や懸念材料などについて、多角的に評価していきます。
15:00
アイデアブラッシュアップ。そのアイデアに本当にニーズがあるのかを検討するために、他のメンバーに相談する「壁打ち」を行ったりします。
17:00
アライアンス企業との意見交換。異なる独自技術や視点をもつ相手と話すことはとても有益です。
18:00
業務終了。仕事が早めに終わった日は、妻とゲームをしたり猫と遊んだりして過ごしています。

Message

当社では超上流から下流まですべてが経験できるだけではなく、さまざまな業種のお客様、アライアンス企業、技術と関わる経験も得ることができます。そして、情報系を学んだ人であればその知識を活かすチャンスは豊富にあり、ITの知識がないという人でも、たとえばアルバイトで人と話すのが得意といった、いろんな経験や能力を活かす機会はたくさんあります。「ITを使ってコレがやりたい」という意思を持って、変化を楽しみ作り出していくことが大事だと思います。

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