INTERVIEW - 04

リーダーシップとチームワークで
新しい保守サービスを成功に導く。

プロジェクトマネージャー

M.Fujikawa

第二imforce部
2003年 新卒入社|工学部卒

学生時代は半導体やデータ通信などに関する研究を行っていた。パソコンなどはレポート作成で使用するくらいだった。モノづくりの仕事がしたいと考えて就職活動を行うなか、「システムをつくってお客様に提供する」という仕事内容や、社会への貢献度が高く成長性もある業界だという点に興味をもち、IT業界を志望。企業研究を続けるうちに当社に出会い、NTTデータグループとしての高い技術力や安定性に魅力を感じて入社を決めた。

入社してからの担当業務を教えてください。

入社してすぐにNTTデータの基幹システムを刷新する大規模プロジェクトに参画。システムの追加開発や保守業務を担当しました。業務に就くのに先立って、稼働しているシステムについて学ぶ機会があり、同期だけではなく先輩や協力会社の方々とチームになって、コミュニケーションを取りながら一緒にモノを作り上げていくことがとても楽しくて、チームで仕事をするという魅力に引き込まれました。その後も一貫して基幹システムの保守を行う業務を担当してきました。ひと言で保守といってもさまざまな業務があります。入社6年目には、保守作業を中国に移管するプロジェクトの主担当として、現地と日本を行き来しながら体制づくりを進めました。そして、2019年4月に数十社のお客様の保守業務を集約する保守センター(imforce Customer Support)の立ち上げに取り組み、現在は保守センターが担当するお客様の開発や保守業務のマネージャーを務めています。

これまで最大のチャレンジは何ですか?

保守センターの立ち上げにチームとして取り組んだことです。従来は基幹システムを導入している数十社のお客様ごとに、保守を行っていました。それを一括してサポートする組織を作り、これまで個別に提供していた保守の品質を統一して高めて、一貫したサービスとして提供していこうというプロジェクトです。お客様ごとに異なるサービス内容を共通化するのは簡単ではなく、社内の担当者も最初は全員が同じ方向を向いているわけではありません。そこで重要になるのがチームづくりでした。チームとはたまたま集まったグループではなく、同じ目的や思いをもってお互いに助け合う集まりだと考えています。サービスの共通化で発生する問題を解決するために、それぞれのお客様を担当するメンバーと一緒になり、解決策を考えることを繰り返しました。最終的な目的を共有することで少しずつ船が動き出し、最終的にはみんなが同じ方向を向くことが出来ました。

難しかったのはどんな部分ですか?

従来とサービス内容を変えることは、お客様にとっては大きな抵抗感があります。そこで保守センターを立ち上げる際に大事にしたのが、お客様にとってのメリットを作り上げることです。どうすればお客様に納得していただけるのか、営業担当ともチームになって一緒に検討しました。そして企画したのが、従来の電話やメールによる保守の依頼ではなく、保守サービス専用サイトを通じたサービスです。社内のいろんな方からアドバイスを受けて試行錯誤しながらサイトを完成させました。お客様にとっても大きな業務効率化につながることを、営業担当と一緒にアピールして納得していただき、無事に保守センターの立ち上げにこぎつけることができたのです。保守センター移行後のアンケートでは9割のお客様から、サービスが向上して使い勝手が良くなったという感想をいただきました。まさにチームでの取り組みによる成果だと考えています。

チームの若手とはどのように接していますか?

若手メンバーが成長して、お客様により良いサービスを提供するためには、お客様の問題を「自分ごと」と捉えて取り組めるようになる必要があります。「自分ごと」として動くためには、業務の目的が「腹落ち」していることが不可欠です。そのために日頃からメンバーとはなるべく顔を合わせて話をして、なぜこの仕事をするのかを納得してもらい、自主的に楽しく動けるようにすることを何よりも大事にしています。保守業務はお客様に一番近い仕事です。どのような作業をする場合でも、直接会話をするチャンスがあり、会話を通じてお客様がどんな問題を解決したいのかを想像して対応していきます。その結果、ちょっとした仕様を変更した後でも、使う方々から直接言葉で感謝の気持ちを伝えてもらえる機会が数多くあります。チームの若手メンバーがお客様から感謝されると、マネージャーとしてもその成長を感じて、大きなやりがいを感じます。

これからどんな事に挑戦していきたいですか?

IT業界で当社の存在感をさらに高めていくには、今まで以上に、自分たちからお客様に積極的に提案をしていかなければなりません。それができる人財に成長していくためには、お客様のことを徹底的に考えることを身につける必要があります。お客様と触れ合う機会が多い保守センターは、それが習得できるよい学びの場です。他のチームからここに入って学び、異動した先でも、お客様との会話を増やしていくような仕組みづくりに挑戦していきたいです。当社からシステム導入させていただいたお客様との「ロングターム・リレーションシップ(長期にわたる揺るぎない関係性)」を築くためにも、DXやSDGsなどの領域でITを活用した提案活動を通じて、お客様や社会貢献できるように、積極的な取り組みを続けていきたいと考えています。そして、お客様から信頼され、最初に相談を受ける「プライムパートナー」目指していきます。

Oneday Schedule

9:30
本社に出社し、毎日の事務作業やメンバーの予定確認などのルーティンワークをこなす。
10:00
開発プロジェクト①の進捗会議。報告内容の気になる点をチェックしていく。
11:00
保守チームの朝会。お客様からの問い合わせ状況確認やメンバーの困りごと相談への対応などを行う。
12:00
池袋に出社しているメンバーとランチへ。この日はオシャレな肉料理の店へ。
13:00
改善活動打合せ。社内作業の効率化やお客様に対する付加価値を高めていくための手段を検討していく。
14:00
お客様との定例会議や、お客様からの依頼内容の準備状況レビューに参加。お客様の数が数十社あるため、ミーティングは次々目まぐるしく行われる。
17:00
開発プロジェクト②の進捗会議。
18:00
業務終了。そのままフットサルサークルに参加する。コロナ禍でなまった体を動かして、心も体もリフレッシュ!

Message

採用活動にも参加していて、就職活動をする学生の皆さんと面談をする機会が多くあります。その際に大切にしているのは、できるだけフラットな言葉づかいで会話をすることです。応募する皆さんが伝えたいことにしっかりと耳を傾けて、訪問して良かったと思っていただけるよう心がけています。日進月歩のIT業界で、これまでの技術ではなくこれからの技術を「一緒に学び」、お客様へ最良のシステムを「一緒に提供」し、お客様と共創した「社会貢献」に取り組みましょう。

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